このページでは色々な種類の日本酒の飲み方についてご案内させて頂きます。 ただこれも「日本酒と料理の相性」と同じ様に、一般的なものをご案内させて頂いているので、「こうしなければならない」と言う決まりはなく、皆さんのお好みの飲み方で探し求めてみられるのも面白いかと思います。 ※最近では、お酒の裏ラベルに、蔵元さんお勧めの飲み方が書いてあるお酒もございますので、それをご参考とされるのも宜しいかとも思います。 通常、吟醸酒や生酒は、燗をするとせっかくの花や果実の様な甘い香味がなくなってしまうので、常温か冷蔵庫で冷やして飲むのが良い様です。 又、燗で飲みたい時は、人肌燗(35度程)にして純米酒や本醸造酒を飲むのが良い様です。そうすればほんのりとした香りが残り、又、日本酒の持つ旨味がなくならないので、日本酒本来の味が楽しめるからです。 どうしても熱燗にしたい場合は、熱燗にするとお酒の香りや旨味がなくなってしまうので、吟醸酒や純米酒は避け、本醸造酒や普通酒が良い様です。 原酒の場合は、アルコール度数が高めですので、常温や冷やして、また、少し強いなと思われたら、氷を入れてオンザロックも良い様です。 たしかに私も経験があるのですが、フルーティーな香味が強い部類に入ると思う某蔵元さんの吟醸酒を、ぬる燗で試した事がありますが、お酒自体が別物となり、フルーティーさをもった華やかさはなくなり、逆に渋みの様な不快さが残り、とても飲み難いお酒となってしまった事があります。 しかし、かといって吟醸酒全てがぬる燗に適さないとも思いません。違う蔵元さんの吟醸酒をぬる燗で飲むと、甘みがでて美味しく思える事もありますし、実は、私自身今まで飲んだぬる燗の中で一番美味しいと思っているのが、北洋さんの純米大吟醸 越中懐古だからなのです。 そう考えると、やはり日本酒の飲み方は「色々と挑戦し、自分好みを探そう。」が良いのかもしれませんね。 追記: 私の知っている方で、本生酒をぬる燗で楽しんでみられる方もいらっしゃいます。脱帽。 燗酒について(適した温度帯や加熱の方法)のご説明はこちらからです。 |
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